はじめまして|私なりなコーチングのご紹介

こんにちは。

このサイトでは、皆さんにコーチングサービスを紹介しています。
私は約30年、コンサルティングの世界にいました。コーチングの世界では「コンサルティングとコーチングは真逆だ」と言われます。
まあ、真逆だからといって、コンサルティングがコーチングに役立たないことはなく、実は、コンサルティングと共通する概念も多いのです。ただ、たしかにアプローチの仕方が逆という部分があります。
そんな真逆の立場にいた私なりな視点で、コーチングの良さ、効果、留意点などを、少しずつ書いていこうと思います。

 

コーチングの良さって…?

「コーチング」を聞いても、知らない人や、聞いたことあるけど「効果あるの?」という方が多いと思います。
事実、私が「コーチングを知らない人」にコーチングの印象を訪ねた調査では、41%の人がネガティブな印象を持つと回答しています(※)。
一方、コーチングを経験したことのある人は、「コーチングを他人に薦めるか」の質問において、そのほとんどが肯定的な意見を回答してます(※)。

※この調査については「コーチングサービス」のページでも紹介してます

これらから、コーチングの良さは体験してみないと分からないということに尽きると思います。

ところがこれがまた難しいですね。世の中「ぜひ無料体験を!」という広告も多く、また、そういう広告こそが、「実は中身は大したことない」という印象を与える”怪しさ”を感じさせることでしょう。私自身、そういう広告を信じないタイプですから。

 

人材育成・組織活性化に良い

少し視点を変えましょう。コーチングの特徴に「質問」があります。コーチはコーチングを受ける方(クライアント)に対して、様々な多面的な、かつ時にはあいまいな質問をします。しかも、基本的には「はい/いいえ」で簡単に回答できる質問はしません。質問を受けた方が、しっかりと考えてからでないと回答できない質問をします。この「しっかりと考える」というプロセスの中で、クライアントは思考の再整理をし、この時、何かに「気づく」ことがあります。まさに「気づき」です。

実はこの質問をするスキルは、リーダーや管理職には必要なスキルなのです。
近年、人手不足や競争力低下などを背景に、「イノベーションを起こそう」「真の顧客ニーズをつかもう」「ボトムアップ型組織にしよう」「社員のやる気を向上させよう」といった取り組みの掛け声をよく耳にしますが、そうした取り組みをしようとしたとき、上司の指示に部下が従うだけのコミュニケーションでは限界があることは、お判りでしょう。では、どういうコミュニケーションをとればいいのか?

また、社会の変化が遅く、技術の進歩も遅かった時代には、たいてい年長者である上司が、社会・業界・技術のことは若い部下より何でもよく知っていたし、判断も的確にできたでしょう。しかし、VUCAの時代ともいわれる、変化が激しくかつ速く、不確実性も高い時代には、「今起きていることに最も敏感な人」が組織にとっては重要な役割を持ちます。おそらく若手社員ほどそのような位置にいるでしょう。

さて、そうした若手に何かを気づかせたり、若手から何かを引き出すにはどうしたらいいでしょうか?
一言でいえば「良い質問」をすることがその1つでしょう。

次回以降、リーダーや管理職としての「良い質問」や「質問力」について、少しずつ投稿しようと思います。

(了)